2016年 インテリア予測〜最新のインテリア動向をチェック!
2016年インテリア予測
最新のインテリア動向をチェック!
人気インテリアスタイリストの窪川勝哉氏が、いまチェックすべき注目のデザイナーから話題のプロダクトやニューオープンのショップまで、最新のインテリアトレンドを解説します。
目が離せない! 4人の気鋭デザイナー
世界のインテリアシーンに斬新な風を吹き込むプロダクトを
生み出している注目のデザイナーをチェック!
PROFILE
Edit by 窪川勝哉 Katsuya Kubokawa
インテリア&プロップスタイリスト
インテリアのみならずクラフトから家電、クルマまでプロダクト全般に造詣が深い。雑誌やTVなどメディアでのスタイリングだけでなく、ウインドウディスプレイやマンションのモデルルーム、イベントのデコレーションなども手掛ける。2011年にイギリスに渡り、2013年より再び拠点をロンドンから東京に移し活躍中。
Michael Anastassiades
マイケル・アナスタシアデス
イタリア・キプロス島生まれで、ロンドンを拠点に活躍。オブジェのような照明デザインを得意とし、2013年にミラノサローネで発表したFLOS社とのコラボレーション照明「String Lights」と「IC Lights」が大きな話題を呼んだ。
<<KUBOKAWA’s CHECK>>「ミニマムで詩的なプロダクトを生むデザイナーです。特に『IC Lights』は、空間を引き立たせるためのシルエットが計算され、デザインのバランスが絶妙」。
IC Lights
T1 high
フロス
真鍮ブロンズメッキ製の細長い棒の上で、バランスを保つガラスの球体。コンタクトジャグリングによる体とボールの動きからインスピレーションを得てデザインされた。
(日本フロス:03-3582-1468)
GamFratesi
ガムフラテージ
デンマーク人のスティーネ・ガムとイタリア人のエリンコ・フラテージのデザインデュオ。国籍が異なる2人が生み出すデザインは、互いの国の歴史や伝統を大切にしながら、新しい価値や可能性を見出す、懐かしくも斬新なテイストが特徴。
<<KUBOKAWA’s CHECK>>「北欧とイタリアのデザインのミックス感が心地よく融合し、今までにないデザインの落とし込み方で新鮮さを感じさせます。彼らの今後のプロダクトにも期待しています」。
HAIKU
フレデリシア
コンパクトで端的な美しさに満ちたソファ。外側のシャープなシルエットに対し、内側はふっくらとふくよか。ファブリックも自由に選べ、様々な表情が楽しめる。
(CIBONE Aoyama:03-3475-8017)
Cecilie Manz
セシリエ・マンツ
デンマーク出身で、家具、照明、オーディオ製品まで幅広くデザイン。母親が著名な陶芸家であったことから、幼少期に日本で過ごした経験を持つ。アイディアの本質を明確にした、ミニマルなデザインが世界的に評価されている。
<<KUBOKAWA’s CHECK>>「一番注目している北欧デザイナーです。女性らしいフォルムや絶妙なカラーバリエーションが魅力的。どことなく日本的なテイストを感じさせるプロダクトもおもしろいですね」。
MICADO
フレデリシア
ヨーロッパでポピュラーな棒を使った日本語由来のテーブルゲーム「ミカド」がインスピレーションとなったサイドテーブル。釘や蝶つがいを使わずに組み立てる構造で、折りたたみが可能。
(scandii:scandii.com)
Barber Osgerby
バーバー・オズガビー
1996年に活動をスタートさせた、名門ロイヤル・カレッジ・オブ・アート出身のエドワード・バーバーとジェイ・オズガビー。2012年ロンドンオリンピックの聖火トーチのデザインを手掛けたことで一躍注目を浴びたデュオだ。
<<KUBOKAWA’s CHECK>>「21世紀になってすぐの頃のプロダクトから注目しており、最近、日本でもよく名前を耳にするようになりました。ユニークなアイディアと技術開発も積極的で勢いを感じさせます」。
Tip Ton
ヴィトラ
前方傾斜構造を備えたプラスチックチェア。ポリプロピレン製でネジなどの接続部品がなく、ひとつの金型から製造されているので耐久性に優れ、リサイクルが可能。カラーは8色と豊富。
(ヴィトラ:03-5775-7710)
世界が注目する 話題のプロダクト
進化する技術や、トレンドを意識したアパレルのインテリア業界の参入など、
ニュースなプロダクトに満ちている昨今。2016年にチェックすべきプロダクトを紹介。