2015年 注目のインテリアデザイナー
2015年の日本のインテリアシーンに、影響を与える注目デザイナーをラインナップ。 独創的な感性と視点によって生み出されるプロダクトは必見だ。
Konstantin Grcic
コンスタンティン・グルチッチ
ドイツ人デザイナーのグルチッチ。ドリアデ社、イッタラ社のデザインを手掛け、2001年には、フロス社から発表された「MAY DAY」がイタリアのコンパッソ・ドーロ賞を受賞。得意とするのは、シンプルなフォルムながら、斬新な造形感覚で現代のライフスタイルにフィットする洗練されたデザイン。遊び心のある佇まいで、インテリアの楽しみ方を提案してくれる。無印良品にもデザインを提供している。
Ronan&Erwan Bouroullec
ロナン&エルワン・ブルレック
フランス生まれのロナン&エルワン・ブルレックは、兄弟で活動を行うデザインユニット。カッペリーニ社やヴィトラ社の家具を手掛けるほか、イッセイ・ミヤケのパリの店舗デザインも担当。2014年には、東北地方のこけし職人とコラボレーションした新解釈の「KOKESHI」を発表。彼らは日本の工芸品や職人技に興味があるため、今後もユニークな視点のコラボレーションアイテムを期待。伝統工芸が注目されることで、地域活性にもつながる。
Scholten&Baijings
ショルテン&バーイングス
オランダ出身のデザイナー、ステファン・ショルテンとキャロル・バーイングス。2000年にデザインスタジオを設立した彼らは、歴史的な背景を大切に、現代のテイストを織り交ぜながら鮮やかなプロダクトをデザイン。「HAY」「KARIMOKU NEW STANDARD」で発表したグラフィカルなアイテムや、有田焼の伝統色をヨーロッパ的なアプローチでデザインした陶磁器が注目を集めている。
Paola Navone
パオラ・ナヴォーネ
イタリア家具デザインの女王として君臨し、新たなデザインが発表されるたびに話題をさらうナヴォーネ。デザイナーのみならず、建築家、インテリアコーディネーターの顔ももち、1998年からは「ジェルバゾーニ」のアートディレクターに就任。天然素材を駆使するなど卓越したデザイン感覚は、女性ならではの大胆さと繊細さを併せ持ち、ブランドに新たな息吹を吹き込んだ。