20世紀の奇才ジャン・プルーヴェの名作に新たなラインナップが登場
プラスチック×ペールカラーで生まれ変わるダイニングシーン
建築家の資格を持たず、自らを「建設家」と名乗り、プロダクトデザイナー、鉄のエンジニアとして多彩な才能を発揮したフランスの奇才ジャン・プルーヴェ。彼の代表作の一つである「Standard Chair」は、1934年に初期モデルが誕生し、その後多くのバリエーションが生み出された。腰を掛けた際の力を分散し、頑強な強度を備える合理的なフォルムには、プルーヴェの構造哲学が見て取れる。
![hhstyle.com 青山本店 [エイチエイチスタイルドットコムアオヤマホンテン]](http://interiorshopguide.com/j/wp-content/gallery/selected-product01/s-160-tup01-01k.jpg)
Standard SP
[スタンダードエスピー]
2013年ミラノ・サローネ。「Vitra」社より、この「Standard Chair」の復刻版に新たな仕様のシリーズ「Standard SP」が発表された。フランス語で「プラスチックの座面」を意味する「SP」。背と座には、強度に優れたASAプラスチックを新たに採用し、コストダウンに成功。スチールの脚部には、プラスチック素材との相性に考慮して、塗膜強度のある粉体塗装をマット仕上げに。
「Standard Chair」と同じ構造体を持つ「EM Table」では、強化プラスチックHPLを天板に採用し、無垢材のソリッドウッドと2タイプで展開。脚部はスチール粉体塗装で足並みを揃えた。
カラーリングは、同社のカラーディレクションを担当しているオランダ人デザイナー、ヘラ・ヨンゲリウスがディレクション。多彩なカラーの中から慎重に選びぬいたアースカラーや淡い色彩をバリエーションに加え、不朽の名作を現代に生まれ変わらせた。
hhstyle.com 青山本店
[エイチエイチスタイルドットコムアオヤマホンテン]